鎌田魚妙の手紙、末の左類に 被存候

今回は『新刀弁疑』『本朝鍛冶考』を著した鎌田魚妙翁の手紙です。 『鎌田魚妙書簡』個人蔵 山口信八郎様 鎌田三郎太夫 追日暖和に御座候御安泰 奉欣喜候先頃の御挨拶 被入御念候御義忝承知仕候 又若州より御頼の由にて揚ヶ物 愚...

国友一貫斎の手紙(二)、天地論

『国友一貫斎書簡』個人蔵 天地と云は世界を差て云には有間敷 陽は登るもの故天と云陰はしつむもの故 地と云歟世界と天との違は大海へけし 粒壱つ落し候よりも違多く日月は天の性 陽のこりかたまりたる火の玉則日也 月は天の性陰の...

斎藤弥九郎の手紙、品川沖測量及大筒鋳造

『斎藤弥九郎書簡』個人蔵 [前欠] 一 来春はアメリカ軍艦 数艘渡来の趣専風聞 いたしロシヤ イキリス 各追〃渡来の風聞にて 有志の輩一同心配罷在 此末如何可相成哉何れ にも士氣作興の時節 兵士は釼炮の二道 精練いたし□...

富士谷御杖の手紙、七神三段之圖

『富士谷御杖書簡』個人蔵 愈御安泰奉恭悦候 然者私 神学之圖かねてこしらへ 罷在候處弥成就仕 神道之奥區これ尓尽 申候即 七神三段之圖たて御座候 これを今晩持参仕候間 圖説仕候今夕ハ少し御用 御座候とも御繰合御出席 被遊...

鮫島白隺の手紙、延齢松詩歌集

『鮫島白隺書簡』個人蔵   尚々弊毫御用之儀共御座候ハゝ無   御隔意可被仰聞候以上 周揃薩雲風高楽之至 御座候得共倍御清福可被成 御凌大慶至極奉存候不佞事 先年従駕東上之砌得拝面候 儀も御座候得共當御主人...

平田銕胤の手紙、近頃の上木事情

『平田銕胤書簡』個人蔵  又申候、寺沢氏江之一封御序之節  奉呈候、急用ニハ無御座候、毎々御面倒  之御事奉拝謝候 追啓、別紙之通り相認置候而猶 昨年中之尊書ニ付拝答申上度奉 存候義も有之候得者一日々々と見合居 候内又々...

猪飼敬所の手紙(二)、心眼の手蹟

『猪飼敬所書簡 二月廿二日』個人蔵 貴札忝拝見候如来諭 其後者御疎遠打過候 時下春寒稍去候處 愈御壮健被為被成珍重 奉存候老拙去々年以来 眼氣次第ニ衰候去秋よりハ 他より来ル書状一向讀メ 不申人ニよませ返書も代筆にて 内...

猪飼敬所の手紙(一)、心眼の手蹟

『猪飼敬所書簡 十月廿三日』個人蔵 本月朔日之御手札七日ニ届 忝致拝見候寒冷之節 愈御壮健被成御入珍重 奉存候如貴諭其後者絶 音問候當春ハ御参宮旁 御来遊も可有之候哉と相待 申居候然ル處貴所ニ御心 痛之事御座候而御多用ニ...

細野惣左衛門の覚書

『細野惣左衛門の覚書:壬二月十六日』個人蔵   覚 一弐拾五匁  ┌銀御小刀柄土橋人形午        └毛彫下地手間共ニ 一弐拾五匁  ┌同御小刀柄野馬三疋        &boxu...

本阿弥市郎兵衛の手紙(一)、中脇指吟味

『本阿弥市郎兵衛書簡:九月廿八日』個人蔵 鈴木庄右衛門様 本阿弥市郎兵衛 此間見せ被遣候スリ上 末左代金拾参枚之極 有之中脇指遂吟味申候 處ニ代付弐拾枚程ニ者 上り可申候様御心得可 被成候、右之道具折紙共 御吏[使]江致...